日本馬が出走した6レース
2023年3月25日にUAEのメイダン競馬場で行われた。
ゴドルフィンマイル(G2)
UAEダービー(G2)
ドバイゴールデンシャヒーン(G1)
ドバイターフ(G1)
ドバイシーマクラシック(G1)
ドバイワールドカップ(G1)
全6レースに日本馬が出走しました。
レースごとの日本馬の成績を動画でお楽しみ下さい。
ゴドルフィンマイル(G2)結果・回顧
着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 調教師名 |
4着 | バスラットレオン | 牡5歳 | 坂井 瑠星 | 矢作 芳人 |
6着 | ウインカーネリアン | 牡6歳 | 三浦 皇成 | 鹿戸 雄一 |
11着 | ラウダシオン | 牡6歳 | B.ムルザバエフ | 斉藤 崇史 |
スタートからバスラットレオンとウインカーネリアンは2、3番手に付け、ラウダシオンは後方からのレースとなりました。このポジショのまま最終コーナーに入り、バスラットレオンとウインカーネリアンは逃げたアイソレートを捕まえることが出来ず、残り100mで失速となってしまいました。
UAEダービー(G2)結果・回顧
着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 調教師名 |
1着 | デルマソトガケ | 牡3歳 | C.ルメール | 音無 秀孝 |
2着 | ドゥラエレーデ | 牡3歳 | C.デムーロ | 池添 学 |
3着 | コンティノアール | 牡3歳 | 坂井 瑠星 | 矢作 芳人 |
4着 | ペリエール | 牡3歳 | O.マーフィー | 黒岩 陽一 |
12着 | ゴライコウ | 牡3歳 | 川田 将雅 | 新谷 功一 |
デルマソトガケがハナを取り、2番手にドゥラエレーデが付けレースが展開していく、最終コーナーではデルマソトガケ、ドゥラエレーデ、コンティノアールが先頭集団でまわり、デルマソトガケが差をつけゴールを駆け抜けた。1着から4着は日本馬で決着した。
1着 (クリストフ・ルメール騎手)
「1枠からすごく良いスタートがきれたので、前に行くことを決断しました。道中は、マイペースで冷静に走ってくれました。直線ではだんだん加速していき、馬の反応がとても良かったです。無理をしないで勝つことができたので、次も楽しみです」
「レース前から目標はケンタッキーダービーだったのですが、ポイントがまだ足りなかったので、今日は勝ってケンタッキーダービーに行きたいと思っていました。そのとおり、最高の結果になってよかったです」
勝ち馬プロフィール
馬名:デルマソトガケ
父:マインドユアビスケッツ
母:アムールポエジー
馬主:浅沼廣幸
生産者:千歳 社台ファーム
調教師:音無秀孝 (栗東)
ドバイゴールデンシャヒーン(G1)結果・回顧
レッドルゼルとスタートで遅れたリメイクは後方からの展開、レモンポップは先行集団に付けてレースが進んでいきます。直線に入ると、レモンポップが失速、後方からレースを進めていたリメイクとレッドルゼルが追い込むも届かず。
5着 (武豊騎手)
「スタートはあまりきれいに出られませんでしたが、その後はスムーズに走ってくれました。直線では良い脚を使ってくれましたが、あと少しでした。初めて乗せてもらいましたが、すごく力のある馬で、このレベルでもやれる馬です」
「ゲートの出遅れが響きました。普通にスタートを切って下げるのと、出遅れて後ろになるのとでは、海外の一線級相手には致命的になるので、そこは少し残念でした。今回初めて出遅れたので、調整していかないとと思います」
10着 (坂井瑠星騎手)
「初めての1200メートルということで、ポジション的には思っていた位置でしたが、レモンポップのリズムで走ることができなかったです。こんなに負ける馬ではないと思いますので、もっと自分の力を発揮できる条件であればと思います」
「初めての1200メートル、海外の舞台ということで、厳しい流れは承知のうえでしたが、想像していたとおりの流れで厳しい揉まれ方をしてしまいました。追走に余裕がなく、もう少し楽にいけていたらなと思います。今日は終始一杯一杯で、そうした流れを経験したことがなかったので、かわいそうな選択をしてしまいました。これを糧に、また日本に戻ってから頑張りたいです」
ドバイターフ(G1)結果・回顧
着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 調教師名 |
2着 | ダノンベルーガ | 牡4歳 | J.モレイラ | 堀 宣行 |
5着 | セリフォス | 牡4歳 | D.レーン | 中内田 充正 |
14着 | ヴァンドギャルド | 牡7歳 | M.バルザローナ | 藤原 英昭 |
取消 | ドウデュース | 牡4歳 | 武 豊 | 友道 康夫 |
2023年ドバイターフはロードノースが勝利し3連覇となりました。鞍上は世界のランフランコ・デットーリ騎手。2着のダノンベルーガは直線に入ってから前が壁になり、残り200m付近からエンジンがかかり、追い込むも2着の結果に。期待されていた2022年日本ダービー馬のドウデュースが取り消しは残念でした。
ドバイシーマクラシック(G1) 結果・回顧
着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 調教師名 |
1着 | イクイノックス | 牡4歳 | C.ルメール | 木村 哲也 |
5着 | シャフリヤール | 牡5歳 | C.デムーロ | 藤原 英昭 |
6着 | ウインマリリン | 牝6歳 | D.レーン | 手塚 貴久 |
父キタサンブラックのようにイクイノックスが逃げる展開に!ルメール騎手には絶対の自信があったのではないでしょうか。最後は余力を残して着差は3.1/2でゴールをし、見事に勝利しました。
1着 (クリストフ・ルメール騎手)
「最高の馬だとわかっていましたし、逃げることができて良かったです。関係者の皆様に感謝します。ハーツクライでドバイシーマクラシックを勝ってから随分と経ちますが、彼は2週間前にこの世を去ってしまいました。今日は勝って彼を追悼することができたので、イクイノックスにとても感謝しています」
「日本のファンの皆様の期待に応えられて、本当にほっとしています。イクイノックスは、環境の変化に戸惑いを見せながらも日ごとに頑張ってくれて、今日に至るまで良い状態でこられたと思います。また日本に戻って元気な姿を見せられるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」
5着 (C.デムーロ騎手)
「少しスタートが遅く、中団後方からになりました。外を回りたくなかったので、ロスなく運びましたが、去年ほどの反応はありませんでした」
「ゲート内で待たされてテンションがあがり、ポジションを取りに行ったのですが、最後はしんどかったです」
ドバイワールドカップ(G1) 結果・回顧
着順 | 馬名 | 性齢 | 騎手名 | 調教師名 |
1着 | ウシュバテソーロ | 牡6歳 | 川田 将雅 | 高木 登 |
4着 | テーオーケインズ | 牡6歳 | O.マーフィー | 高柳 大輔 |
5着 | クラウンプライド | 牡4歳 | D.レーン | 新谷 功一 |
10着 | パンサラッサ | 牡6歳 | 吉田 豊 | 矢作 芳人 |
11着 | ジオグリフ | 牡4歳 | C.ルメール | 木村 哲也 |
12着 | カフェファラオ | 牡6歳 | J.モレイラ | 堀 宣行 |
13着 | ヴェラアズール | 牡6歳 | C.デムーロ | 渡辺 薫彦 |
15着 | ジュンライトボルト | 牡6歳 | R.ムーア | 友道 康夫 |
パンサラッサがハナを取りに行くもののなかなか取れず厳しい展開に。4コーナーをまわり、2頭が抜け出しにかかるところを、外からウシュバテソーロが追い込み先頭でゴールを駆け抜けました。
1着 (川田将雅騎手)
「ゲートはスムーズに出てくれましたが、日本馬たちはそんなに速くはないので、前半は日本馬たちが後ろにいる流れの中、この馬自身のリズムを崩さないように組み立てていきました。
「スタートから速い流れになるだろうと思っていましたし、どれくらい置いていかれるかなと思っていたのが正直なところです。馬もしっかりハミをくわえながら走っており、これなら良い感じで、良いリズムで走っていると思っていました。1着でゴールした瞬間は最高の気持ちでした」
勝ち馬プロフィール
馬名:ウシュバテソーロ
父:オルフェーヴル
母:ミルフィアタッチ
馬主:了徳寺健二ホールディングス
生産者:新ひだか町 千代田牧場
調教師:高木登 (美浦)