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レース回顧
1番人気は皐月賞4着だった川田将雅騎手騎乗のダノンベルーガ、2番人気は皐月賞2着馬のルメール騎手騎乗のイクイノックス。3番人気は皐月賞3着馬のドウデュースと、皐月賞上位馬がダービーで上位人気となった。レースは岩田康誠騎手騎乗の デシエルトが早いペースで逃げる展開に、ダノンベルーガは中団、ドウデュースは後方集団、イクイノックスは後方3番手でレースが進む。4コーナーを回り、インを突いてダノンベルーガが上がって来るが、大外からドウデュースとイクイノックスが上がって来る、残り400mから残り100mのドウデュースの脚は周りが止まって見えるぐらいの凄い末脚だ。残り100m付近で、その外からイクイノックスが追い上げてきたが、クビ差でドウデュースが1着でゴールイン。
・武豊騎手史上初ダービー6勝
・ダービーレコードタイム
全着順
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | 上り | オッズ | 人気 |
1 | 7 | 13 | ドウデュース | 牡3 | 57 | 武豊 | 友道康夫 | 栗東 | 490(-6) | 2.21.9 | 33.7 | 4.2 | 3 | |
2 | 8 | 18 | イクイノックス | 牡3 | 57 | C.ルメール | 木村哲也 | 美浦 | 484(-8) | 2.21.9 | クビ | 33.6 | 3.8 | 2 |
3 | 2 | 3 | アスクビクターモア | 牡3 | 57 | 田辺裕信 | 田村康仁 | 美浦 | 472(-2) | 2.22.2 | 2 | 35.3 | 24.7 | 7 |
4 | 6 | 12 | ダノンベルーガ | 牡3 | 57 | 川田将雅 | 堀宣行 | 美浦 | 494(-10) | 2.22.3 | クビ | 34.3 | 3.5 | 1 |
5 | 3 | 6 | プラダリア | 牡3 | 57 | 池添謙一 | 池添学 | 栗東 | 458(+2) | 2.22.8 | 3 | 35.2 | 20.7 | 5 |
6 | 8 | 16 | キラーアビリティ | 牡3 | 57 | 横山武史 | 斉藤崇史 | 栗東 | 460(-8) | 2.22.9 | 3/4 | 34.5 | 33.4 | 8 |
7 | 7 | 15 | ジオグリフ | 牡3 | 57 | 福永祐一 | 木村哲也 | 美浦 | 492(-2) | 2.22.9 | ハナ | 34.9 | 5.9 | 4 |
8 | 4 | 7 | オニャンコポン | 牡3 | 57 | 菅原明良 | 小島茂之 | 美浦 | 468(0) | 2.23.0 | 1/2 | 35 | 24.2 | 6 |
9 | 5 | 9 | ジャスティンパレス | 牡3 | 57 | M.デムーロ | 杉山晴紀 | 栗東 | 448(-10) | 2.23.2 | 1 1/4 | 35.4 | 43.1 | 10 |
10 | 4 | 8 | ビーアストニッシド | 牡3 | 57 | 和田竜二 | 飯田雄三 | 栗東 | 462(-6) | 2.23.5 | 1 3/4 | 36.2 | 182.3 | 17 |
11 | 1 | 2 | セイウンハーデス | 牡3 | 57 | 幸英明 | 橋口慎介 | 栗東 | 472(+4) | 2.23.9 | 2 1/2 | 36.4 | 150 | 16 |
12 | 1 | 1 | アスクワイルドモア | 牡3 | 57 | 岩田望来 | 藤原英昭 | 栗東 | 464(+2) | 2.24.0 | 3/4 | 36.2 | 60.3 | 13 |
13 | 2 | 4 | マテンロウレオ | 牡3 | 57 | 横山和生 | 昆貢 | 栗東 | 476(-6) | 2.24.0 | ハナ | 36.2 | 198.7 | 18 |
14 | 8 | 17 | ロードレゼル | 牡3 | 57 | D.レーン | 中内田充正 | 栗東 | 506(+2) | 2.24.0 | ハナ | 36.5 | 54.5 | 11 |
15 | 7 | 14 | デシエルト | 牡3 | 57 | 岩田康誠 | 安田隆行 | 栗東 | 512(0) | 2.24.0 | クビ | 37.3 | 90.4 | 15 |
16 | 6 | 11 | ジャスティンロック | 牡3 | 57 | 松山弘平 | 吉岡辰弥 | 栗東 | 486(-8) | 2.24.7 | 4 | 36 | 87.3 | 14 |
17 | 5 | 10 | マテンロウオリオン | 牡3 | 57 | 横山典弘 | 昆貢 | 栗東 | 484(0) | 2.25.9 | 7 | 37.2 | 40.6 | 9 |
18 | 3 | 5 | ピースオブエイト | 牡3 | 57 | 藤岡佑介 | 奥村豊 | 栗東 | 460(-6) | 2.29.1 | 大差 | 41.7 | 59.4 | 12 |
ラップタイム | 12.5 – 10.8 – 11.8 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 12.3 – 12.0 – 11.8 – 11.5 – 11.7 – 12.0 |
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前半 | 12.5 – 23.3 – 35.1 – 47.1 – 58.9 |
後半 | 59.0 – 47.0 – 35.2 – 23.7 – 12.0 |
1コーナー | 14,3,5,8,6(2,1,9,17)(12,15)7(4,13,16)-18-10,11 |
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2コーナー | 14-3(8,5)-(6,17)2(1,9)(4,7,12,15)13,16-18=10-11 |
3コーナー | 14-3-8(2,5)(6,17)(4,1,9)(7,12,15)-13-16,18-(11,10) |
4コーナー | 14,3-8,5(2,6,17)(4,1,9)(7,12,15)(18,13)16-(11,10) |
勝馬プロフィール
2022年ダービー馬
ドウデュース
(Do Deuce)
鞍上:武豊騎手
生年月日 | 2019年5月7日 |
調教師 | 友道康夫 (栗東) |
馬主 | キーファーズ |
生産者 | ノーザンファーム |
産地 | 安平町 |
父 | ハーツクライ |
母 | ダストアンドダイヤモンズ |
母父 | Vindication |
近親馬 | フラーレン |
レース後コメント
1着 ドウデュース(武豊騎手)
「感無量です。本当に嬉しいです。スタートはそれほど速い馬ではないので、ある程度想定していたポジションと並びで、凄く良いポジションを取れたと思いました。馬場がかなり良かったのですが、ペースは少し速いかなというのはありました。それよりも自分のペースで行こうと思っていました。4コーナーを回ってくるときにはしびれるような手応えで、軽くゴーサインを出したら反応が良過ぎて、先頭に立つのが早く、少し気を抜こうとしたのですが、最後までしっかりしていました。頂点のレースですから、たくさんのお客さんの前でレースをしたかったですし、今日はそういう意味でも嬉しかったです。ダービーのウイニングランの景色は僕自身久しぶりでしたし、ジョッキーをやっていてこれほど幸せな瞬間はないですね。これからもドウデュースとともに世界も含めて頑張っていきたいと思います」
「まずはホッとしました。自信はありました。今年に入って負けてはいましたが、力通りなら一番強いと思っていました。今日は朝から暑かったですが、最初に馬を見た時から凄く落ち着きがあり、装鞍所・パドックでも一頭だけ凄く落ち着いて、汗もかいていない感じで、凄くいい感じで周回していました。弥生賞は体に余裕があり、体を絞って春の一番の目標でしたから、きっちり仕上げて、ちょうどこれくらいの体重(490kg)で出られるかなという感じでした。武騎手には、この馬に限らずすべてお任せしています。1コーナーをまわる時、まあまあいいポジションが取れたと思いましたし、向正面に入って1頭ポツンと走れ、周りからプレッシャーを受けない形で行けたので、本当に理想の位置取りでした。内の馬も頑張っていたので、外に出した時には届くかなと思ったのですが、なかなか差がつまらなかったので心配しましたが、坂を上がってからいつものドウデュースを見せてくれて、強かったと思います。抜け出してからは長かったですね。フワッとするところがありますので、ゴールの瞬間はひとりでガッツポーズをしました。一回勝つまでは漠然と勝ちたいと思っていましたが、マカヒキで1回目を勝って、終わってからはやはり何度勝ってもいいなという思いで、3回目。本当に感謝しています。今回は過去2回とオーナーも違いますし、昔から武豊騎手に憧れてこの世界に入っていますから、武豊騎手と人気をしてダービーを勝てるのは感無量です。皐月賞の後からダービーで良い結果を出せれば秋はフランスへ行きましょうと決まっていたので、それからは恥ずかしくない成績でフランスへ行けるよう頑張ってきて、一番良い結果が出ましたから、行きたいですね。マカヒキの時、フランスで悔しい思いをしているので、何とか今度は日本の悲願をこの馬で達成したいと思います」