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レース回顧
1番人気は福永祐一騎手騎乗のコントレイル。新馬、東京スポーツ杯2歳S、ホープフルS、皐月賞と5連勝で父ディープインパクト以来15年ぶりの無敗の2冠馬を目指しダービーに参戦。2番人気は皐月賞2着馬のサリオスで、2強対決でレースが始まる。先行集団にコントレイルは落ち着き、サリオスは中段に構えレースが展開をしていく。4コーナーを回り、残り400m付近で外に出すが、まだ福永騎手の手は動かない。残り300m付近で外からサリオスが迫ってきた。しかし、そこから福永騎手の手が動くとコントレイルは、サリオスを簡単に突き放し先頭でゴール板を駆け抜けた。
・史上7頭目無敗で二冠達成
・新型コロナウィルスの影響で無観客
全着順
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | 上り | オッズ | 人気 |
1 | 3 | 5 | コントレイル | 牡3 | 57 | 福永祐一 | 矢作芳人 | 栗東 | 460(-2) | 2.24.1 | 34 | 1.4 | 1 | |
2 | 6 | 12 | サリオス | 牡3 | 57 | D.レーン | 堀宣行 | 美浦 | 528(-8) | 2.24.6 | 3 | 34 | 4.4 | 2 |
3 | 3 | 6 | ヴェルトライゼンデ | 牡3 | 57 | 池添謙一 | 池江泰寿 | 栗東 | 486(0) | 2.24.9 | 1 3/4 | 35 | 66.4 | 10 |
4 | 1 | 1 | サトノインプレッサ | 牡3 | 57 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 栗東 | 482(0) | 2.24.9 | アタマ | 34 | 63.4 | 9 |
5 | 7 | 13 | ディープボンド | 牡3 | 57 | 和田竜二 | 大久保龍 | 栗東 | 484(+2) | 2.25.0 | 1/2 | 35 | 61.6 | 8 |
6 | 6 | 11 | ガロアクリーク | 牡3 | 57 | 川田将雅 | 上原博之 | 美浦 | 498(0) | 2.25.0 | ハナ | 35 | 51.6 | 7 |
7 | 4 | 7 | ブラックホール | 牡3 | 57 | 石川裕紀 | 相沢郁 | 美浦 | 424(-8) | 2.25.0 | ハナ | 34 | 211.2 | 17 |
8 | 2 | 3 | ワーケア | 牡3 | 57 | C.ルメール | 手塚貴久 | 美浦 | 490(-4) | 2.25.1 | 3/4 | 35 | 12.8 | 3 |
9 | 7 | 14 | マイラプソディ | 牡3 | 57 | 横山典弘 | 友道康夫 | 栗東 | 500(-4) | 2.25.2 | クビ | 35 | 87.7 | 11 |
10 | 4 | 8 | ビターエンダー | 牡3 | 57 | 津村明秀 | 相沢郁 | 美浦 | 464(0) | 2.25.2 | アタマ | 35 | 91.2 | 13 |
11 | 7 | 15 | サトノフラッグ | 牡3 | 57 | 武豊 | 国枝栄 | 美浦 | 488(0) | 2.25.3 | 1/2 | 35 | 16.5 | 4 |
12 | 5 | 10 | コルテジア | 牡3 | 57 | 松山弘平 | 鈴木孝志 | 栗東 | 458(-2) | 2.25.4 | 3/4 | 36 | 131.5 | 14 |
13 | 5 | 9 | ダーリントンホール | 牡3 | 57 | M.デムーロ | 木村哲也 | 美浦 | 520(+4) | 2.25.5 | 1/2 | 35 | 30.3 | 5 |
14 | 8 | 17 | ヴァルコス | 牡3 | 57 | 三浦皇成 | 友道康夫 | 栗東 | 498(0) | 2.25.5 | アタマ | 36 | 46.4 | 6 |
15 | 2 | 4 | レクセランス | 牡3 | 57 | 石橋脩 | 池添学 | 栗東 | 480(-2) | 2.25.7 | 1 1/4 | 35 | 213.5 | 18 |
16 | 8 | 16 | マンオブスピリット | 牡3 | 57 | 北村友一 | 斉藤崇史 | 栗東 | 492(+2) | 2.26.0 | 1 3/4 | 35 | 179.7 | 16 |
17 | 8 | 18 | ウインカーネリアン | 牡3 | 57 | 田辺裕信 | 鹿戸雄一 | 美浦 | 490(+6) | 2.26.2 | 1 1/4 | 36 | 141 | 15 |
18 | 1 | 2 | アルジャンナ | 牡3 | 57 | 浜中俊 | 池江泰寿 | 栗東 | 454(-2) | 2.26.3 | 3/4 | 36 | 88.8 | 12 |
ラップタイム | 12.6 – 11.3 – 12.9 – 12.6 – 12.3 – 11.8 – 12.2 – 12.3 – 11.8 – 11.3 – 11.3 – 11.7 |
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前半 | 12.6 – 23.9 – 36.8 – 49.4 – 61.7 |
後半 | 58.4 – 46.1 – 34.3 – 23.0 – 11.7 |
1コーナー | 18,10(5,13)6(11,17)(2,3)12(1,8)9,7(4,15)14,16 |
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2コーナー | 18,10(5,13)(6,11,17)(2,3)12(1,8)9(7,15,14)4-16 |
3コーナー | 14(18,10,13)(5,17)(6,11)2(3,12)(1,8,15,9)(7,4)16 |
4コーナー | (*14,10,13)(18,5,17)6(2,3)11,12(1,8,15)9,7(16,4) |
勝馬プロフィール
2020年ダービー馬
コントレイル
(Contrail)
鞍上:福永祐一騎手
レース後コメント
1着 コントレイル(福永祐一騎手)
「素直に嬉しいです。コントレイルが非常に良い走りを見せてくれたのが何よりです。思ったよりペースが流れませんでしたし、横山典弘騎手(マイラプソディ)があのように動くと思っていたので、やはり来たかという形で冷静に受け止められましたし、2番手の後ろまで進路をスムーズに取れました。ここが大きかったです。直線ではやはり遊ぶところがあり、追い出しを待ったのですが、それでも抜け出してから、緩められなかったのはまだまだ集中し切れていないからです。そこはこれから改善していってほしい面ではありますが、遊びながらこうして日本ダービーを勝つのですから、相当優秀な馬だと思います。無敗馬で挑むダービーは自分自身初めての経験でしたが、スタンドにお客さんはいなくても、たくさんの方が画面越しにレースを見てくださっていると思って騎乗しました。今日勝てたことでスターホースの仲間入りを果たしたと思いますが、こういった馬がファンが競馬を楽しむ大きな存在になればと思いますし、その馬に騎乗していたことを今日は誇りに思います」
「とにかく疲れました。ダービーで、1倍台の1番人気になる経験は初めてでしたし、プレッシャーは相当なものでした。ですが、今日パドックを周回する姿を見て、究極に仕上がっていると思いましたし、精神面も落ち着きがあって良かったです。レースについては、騎手に任せていました。道中良い感じだと見ていましたが、それにしても強かったですね。直線抜け出した後、外からサリオスも来て、接戦になるかと思いましたが、突き放して、本当に強かったと思います。現状、課題は見つかりません。注文をつけるところがありません。レース後、前田代表から、秋は国内専念、三冠を狙うと言われました。距離については、一戦毎に、自信を深めていますし、今日の勝ち方を見ていても、同世代同士、大丈夫だと思います。(今度は無敗の三冠に期待が懸かるので)また疲れますね。秋、この馬を皆様にお見せできればと思います」
「コメントの冒頭に申し上げたいことは、コントレイルが新型コロナウイルスで無観客となった年のダービー馬となった事実に大変、感動しております。様々な人が苦しんだ中にあって勇気や元気を与えることができて、オーナーブリーダーとしても大変、感動しております。重ねて一日も早い収束を願っています。コントレイルの馬名の意味は『飛行機雲』です。5月29日に航空自衛隊のブルーインパルスが医療従事者への感謝で大空に飛行機雲を描いたことは身勝手ながらコントレイルへのエールのようにも受け止めていました。矢作調教師と福永ジョッキー、牧場関係者に感謝申し上げます。秋は父ディープインパクトのように菊花賞へ向かって三冠馬を目指します」