ジョッキーカメラとは
ジョッキーカメラとはレースに騎乗する騎手のヘルメットに装着さたら小型カメラのこと。ヨーロッパの競馬ではすでにジョッキーカメラを導入しレース映像を公開していますが、JRAは2023年の春G1レース桜花賞から導入し、ヘルメットに小型カメラを設置して映像を提供。レースの臨場感が従来のレース動画に比べ、前を走る馬のキックバックで飛んでくる土や、ジョッキーが愛馬に話かける言葉などが聞くことができ、迫力満点な動画になります。
ジョッキーカメラ
【引用元:JRA公式チャンネル】
ドウデュースは天皇賞(秋)、ジャパンカップと武豊騎手が負傷により戸崎圭太騎手が乗り替わり騎乗をしていました。そして今回の2023年、有馬記念は武豊騎手とドウデュースのコンビでの復帰戦となります。ドウデュースはスタートから後方に位置取り、厳しい展開になるのでは?と思いました。道中はヒートオンビートの後ろにピタリと位置取り、レースを進めます。動き始めペースが上がり始めたのは2週目の3コーナー付近から、ヒートオンビートに並びかけると、そのままの勢いで突き進み、4コーナーでは逃げるタイトルホルダーを捕まえる2番手のポジションに。武豊騎手が追う度にドウデュースが直線を突き進み、逃げるタイトルホルダーを捕まえ、さらに迫るスターズオンアースを振り切り、先頭でゴールをしました。映像からも武豊騎手の騎乗はカメラ映像がブレることなく、一定のポジションでキープされている為、非常に見やすいレース映像になっています。最後の直線では流石にブレていますが、極めてブレが少なく、騎乗バランスが優れていることが分かります。レース後には2着のスターズオンアース騎乗のルメール騎手から「おめでとう!」や、他の騎手からも「絵になります!」などレジェンドジョッキー武豊騎手を祝福する言葉を掛けた。また、武豊騎手は勝利したパートナー、ドウデュースに「よしっ!」「よくやった」「ありがとう」と愛馬を労いました。装鞍所に引き上げてくる、ドウデュースと武豊騎手には大歓声が迎え、4年ぶりとなる「豊コール!」装鞍所前ではドウデュースを管理する友道康夫調教師へ「ありがとうございました」と感謝の言葉を伝え、厩舎の前川助手へ「ありがとう!ありがとうね、ほんま!感謝しかないわぁ!」と伝えると、前川助手からは「チューしていいっすか?」言われ、これには友道調教師も爆笑。馬上から降りると、前川助手とハグして勝利を喜んでいます。そして映像が終了する寸前には、武豊騎手が「来年、もう1回行こう!フランスへ行こう!」と言葉を残しました。来年は凱旋門賞へのリベンジが始動し始めます。
勝馬プロフィール
有馬記念 G1 ドウデュース
生年月日 | 2019年5月7日 |
調教師 | 友道康夫 (栗東) |
馬主 | キーファーズ |
生産者 | ノーザンファーム |
産地 | 安平町 |
父 | ハーツクライ |
母 | ダストアンドダイヤモンズ |
母父 | Vindication |
近親馬 | フラーレン |