クラシックレースとは
クラシックレースとはJRAが開催している、3歳馬が出走するG1レース、「桜花賞」、「皐月賞」「優駿牝馬(オークス)」、「東京優駿(日本ダービー)」、「菊花賞」の総称。イギリスの体系にならって創設された。※JRAのHPにはクラシックレースに「秋華賞」は記載がない。
3歳牝馬のクラシックレースは「桜花賞」阪神競馬場、芝1600m、「優駿牝馬(オークス)」東京競馬場、芝2400mのレースになります。
3歳牡馬のクラシックレースは「皐月賞」中山競馬場、芝2000m、「東京優駿(日本ダービー)」東京競馬場、芝2400m、「菊花賞」京都競馬場、芝3000mのレースになります。
牝馬クラシックレース
桜花賞は、JRAの3歳牝馬三冠競走(桜花賞・優駿牝馬・秋華賞)の第一関門。JRAが阪神競馬場で施行する芝1600mのG1レースです。また、5着までの馬には3歳牝馬三冠競争の第二関門である、優駿牝馬(オークス)の優先出走権が与えられる。
2018年~2022年の過去5年の桜花賞ダイジェスト動画
優駿牝馬(オークス)は、JRAが東京競馬場で施行する芝2400mのG1レースです。1965年から(オークス)の副称が付けられており、競馬番組表での名称は「優駿牝馬(オークス)」回次を含める表記では「優駿牝馬(第○回オークス)」と表記している。ちなみに、今年2023年は「優駿牝馬 第84回オークス」となります。
牡馬クラシックレース
皐月賞は、「最も速い馬が勝つ」と言われているJRAが中山競馬場で施行する芝2000mのG1レースです。「皐」の字が常用漢字外のため、「さつき賞」と表記されることもあるようです。旧八大競走の1つで、JRAにおける3歳クラシックの第1戦として行われています。出走資格は3歳の牡馬と牝馬に限られ、せん馬(去勢された馬)は出走できない。また、皐月賞で5着以内の成績を収めた馬には東京優駿(日本ダービー)の優先出走権が与えられる。1990年までは5着以内の馬に優先出走権を付与していましたが、1991年より4着までに改められ、さらに2018年からは再び5着以内の馬に優先出走権が与えられるようになりました。
2018年~2022年の過去5年の皐月賞ダイジェスト動画
東京優駿(日本ダービー)は、「最も運のある馬が勝つ」と言われているJRAが東京競馬場で施行する芝2400mのG1レースです。副称の日本ダービー(にっぽんダービー、英:Japanese Derby)の名称でも知られる。競馬の祭典とされています。3歳クラシックの第2戦二冠目にあたる同競走は、2023年現在、代替開催等により開催地が変更された事は一度もなく、距離も第1回から2400mで実施しています。ダービーを優勝することは、日本の競馬に関わるすべての関係者(ホースマン)が憧れる、最高の栄誉の1つと言われています。また、ダービーを勝ったオーナーは「ダービーオーナー」、生産者は「ダービーブリーダー」調教師は「ダービートレーナー」、騎手は「ダービージョッキー」の称号が与えられます。武豊騎手は「ダービーを勝つために競馬をやっている」とコメントを残し、初勝利は武豊騎手が20代で、1998年にスペシャルウィーク、1999年をアドマイヤベガでダービー連覇、2002年にタニノギムレット、30代で2005年にディープインパクト、40代で2013年にキズナ、50代で2022年にドゥデュースで勝利しダービーを6勝の記録を現在、更新中としている。2018年のダービーをワグネリアンで勝利した福永祐一騎手は、“天才”と称された元JRA騎手の父・洋一さんもつかめなかった“福永家の悲願”を達成し、「ようやく父に誇れる」とコメントを残しています。福永祐一騎手も2020年にコントレイル、2021年にシャフリヤールでダービーを連覇している。また、ダービージョッキーの中で、最も素晴らしい名言を残したのは、1993年のダービーをウイニングチケットで念願の制覇を成し遂げた、柴田政人騎手です。柴田政人騎手は、「世界中のホースマンに第60回日本ダービーを勝った柴田政人です、と伝えたい」と名言を残しています。
菊花賞は、「最も強い馬が勝つ」言われているJRAが京都競馬場で施行する芝3000mのG1レースです。レース名の「菊花」は菊の花の意味です。クラシック三冠競走の最終戦として行われ、施行場は阪神競馬場で行われた1979年・2021と2022年を除き、すべて京都競馬場で行われている。距離の3000mも第1回から変更されていません。