馬齢
馬の年齢のこと。従来は数え年で数えられていたが、2001年度から、国際化の一環として、数え年から満年齢に変更された。生まれた年を0歳と数え、その馬が生まれた年の1月1日から年齢を起算することになりました。
現在は、馬の年齢の数え方は生まれた年を0歳(当歳)で、翌年の正月になると1歳、その次の年を2歳と数えていきます。
しかし、2000年までは生まれた年が1歳(当歳)で翌年の正月になると2歳、その次の年を3歳と数えていました。
その為、レース名+年齢が付いていたレースは名前が変更となりました。
1998年のレーシングカレンダーがあったので確認してみました。
変更した重賞レース名は
新潟3歳ステークス→新潟2歳ステークス
共同通信杯4歳S→共同通信杯
その他で
3歳未勝利→2歳未勝利
4歳未勝利→3歳未勝利 など
グリーンチャンネルの2000年までの過去動画を見ると現在の朝日杯フューチュリティステークスが朝日杯3歳ステークスの名前になっていて今では見慣れない年齢となっている。
馬の性別
馬にも人間と同じように性別がある。そりゃーそうでしょ!
「あの馬ってオス?」や、「牡馬って何て読むの?」など
競馬初心者の方の良くあるある発言ですね。
ここでは競馬ビギナー向けに性別の言い方や読み方を説明します。
牡馬、牝馬、これに関しては性別指定がなければ出走できます。
「牝馬指定」レースは、当然、牡馬は出走できません。
G1で例えると、桜花賞、オークス、ヴィクトリアマイル等です。
しかし、騙馬には出走するレースに制限があります。
G1で例えると、皐月賞、ダービー、菊花賞は3歳のクラシックレースなのにも関わらず、出走条件が「牡・牝(指定)」となっているので騙馬は出走できません。
騙馬が出走できない訳は、去勢をすることで、気性を穏やかにし、競走において扱いやすくするため、「本来の馬の能力ではない」と言うことになってしまているからです。また、諸説ありますが、去勢することで馬が丈夫になるとも言われ、古くは戦時中の軍馬は去勢していたと言われています。
日本においては繁殖的価値の有無にかかわらず、障害競走に出走する競走馬も含め、現役競走馬に対して去勢を行うことは少なく、気性難や馬っ気(発情)などでレースや調教などに支障が出るような牡馬への「最終手段」として行われることが多いのですが、海外では去勢することが非常に多いです。2018年に台湾で生産された競走馬のうち、約27%が去勢されたという結果があります。
ちなみに騙馬が勝ったG1は
第13回ジャパンカップ:レガシーワールド
第14回ジャパンカップ:マーベラスクラウン
第19回マイルチャンピオンシップ:トウカイポイント
第35回フェブラリーステークス:ノンコノユメ
第17回ジャパンカップダート:サウンドトゥルー